最近やっと暖かくなってきて、ここカナダWinnipegでも春を感じれるようになってきました。長くとても寒いカナダの冬を経験して、より一層日本の四季折々の季節のすばらしさを実感する今日この頃です。
それだは、今日も引き続きパソコンウィルスの恐ろしさを体験していただきたいと思います。
よくわからないウィルス駆除ソフトをダウンロードして作業を進めていくが、個人情報の要求をされたり、難解で長ったらしい説明が永遠と続いていて一向に駆除作業に取り掛かろうとしない。
僕は「このソフトはだめだ」と見切りをつけ、このソフトを消そうと試みたのだが、パソコンのどこを探してもこのソフトの情報が見つからない。それに加えパソコンを起動するたびにデスクトップ画面に、見たこともないポップが出てくるようになった。これはネットに書いてあったウィルス感染症状ではないか…
そう、まさに、この時に僕のパソコンはウィルスに感染したのだった。
しかし、まだウィルスの怖さを知らない僕は、大量の迷惑ポップを手動で消して対処する。
ウィルス感染から5か月...
いまだに僕は大量の迷惑ポップと対峙している。わずらわしいのと少しの不安はあるものの、特に被害はなかった。
しかし、ウィルスの感染は確実に進んでいた。
それを感じさせる次の現象が、Googleからのメールであった。
ベトナムの誰かが僕のGoogleアカウントを使用しようとしたのである。この時点で僕は確実にこのパソコンはウィルスに感染しているとここで確信する。しかし、悲しいことに僕は「アカウントの乗っ取りは未遂に終わったのだから特に被害はない」と考えウィルス駆除をすることを怠ったのである。その結果が6日後の恐怖につながる。
3月13日事件当日...
外は暗く、静かで、みなが寝入っている午前3時。僕の携帯が一通のメールを受信したことを伝えた。
寝ぼけまなこで携帯を開いてみると...!!
僕の銀行から「あなたのユーザーネームとパスワードは変更されました。心当たりがない場合は直ちにお電話をください。」とのこと?
「身に覚えはない、眠たい、だれが、どうやって、英語で電話難しい、お金、ウィルス」突然のことで頭の中はぐちゃぐちゃ。
数分間混乱した後、これは一大事だと認識し銀行に電話することを決意する。
「今、パスワードを誰かが変更しましたというメールを受け取ったのですが、僕は身に覚えがありません。どうしたらいいでしょうか...」
「わかりました。身に覚えがないんですね。本人確認のためにいくつか質問をさせていただきますがよろしいでしょうか。」
「はい、大丈夫です。」
「どちらの銀行で口座を作りましたか。いつ作りましたか。最後にお金を降ろしたのはいつですか….」などなど
「べらべらべら….」
「そうですね、誰かがあなたの口座からたった今20万円を別の口座に移したようですね。とりあえずそのことは無効にして、口座は閉じておきます。パソコンがウィルスに感染している可能性があるということなので、すべてのディバイス(パソコン、携帯)を確実に清掃した後にもう一度お電話ください。新しいパスワードの設定を行っていきます。」
「ありがとうございます。その...お金は大丈夫なんですよね?」
「はい、大丈夫ですよ。次回同じことが起きないように、しっかりパソコンをきれいにしてくださいね。」
「安心しました。次回からは気を付けます。」
何とかお金は無事のようだった。しかし、一刻も早くウィルスを駆除しなければいけない。
被害が出た現在、修理費などケチっている暇はなかった。専門の人に見てもらうことにする。
修理費は1万6000円。高い。しかたがない長い間ウィルス予防と駆除を怠った自分のせいだ。
思い当るすべてのパスワードは変更した。そのほかのクレジットカードも被害が出てないか確認した。怪しいサイトにはもう行っていない。
「これで何もかも解決したはずだ。」そう信じ口座を改めて開いてもらう。
そう、なにもかも解決したのである。しかし、いまだに銀行やGoogleからのメールを受信すると、何かあったのではないかとドキドキする日々である。
完
これが僕の身に起こった一部始終です。ウィルスって怖いでしょ!!
この経験から僕が学んだことはウィルスから身を守るには、パソコンの知識をつける。あと、知識がないなら怪しいサイトに行かない、安全がたしかなものしかダウンロードしないということです。
皆さんも気を付けてくださいね。何かあってからだといろいろ大変ですよ(´・ω・`)