海外治験(リッチモンド・ファーマコロジー)体験談。事前健康診断で落ちました。海外に安く行く方法。

ヨーロッパ旅行の費用を節約・稼ぐためにイギリスの治験(リッチモンド・ファーマコロジー)に参加してきました。治験のお金を受け取るまでにしたことを振り返っていきたいと思います。

僕の計画は

日本 → ロンドン(治験) → ヨーロッパ周遊
 

結果は事前健康診断までの参加で、交通費(渡航費込み)、宿泊費の補填で829.87ポンド(約13万)受け取ることができました。

実際に治験に参加をして「疑問に思ったこと」「困ったこと」などがあったので、その辺りを詳しく書いていきます。

※今回の治験では事前健康診断の結果、本治験には参加できませんでした。下記の情報はロンドンでの事前健康診断を受けるまでの内容です。

 

 

海外治験メリット・デメリット

今回、僕が海外治験に参加した理由はヨーロッパを旅行するための航空券代を補填してもらうためでした。

あとは海外治験について興味があったこと、あわよくば本治験に参加してお小遣いがもらえればいいなと思っていました。

 

メリット

・謝礼金がもらえる ※例、7日間入院 謝礼金21万円 

・交通費、宿泊費の補償がある ※治験会社によって異なる

・治験後海外旅行ができる

・外貨(ドルやポンド)でお金がもらえる ※円安でも関係なし

 

デメリット

・英語が話せないと面倒 ※英語が話せなくても治験に参加できます。問診などで通訳をしてもらわないといけないので面倒。あと、現地の生活では多少英語が必要になる。

・治験が終わるまで他の予定を立てれない

・治験参加中や待機時間に暇を持て余す

・安全性が不明 ※個人的には治験は安全だと思っている。心配な人は海外治験なんて考えもしないかな?

 

 

海外治験の募集場所

日本人向けの海外治験を募集しているのは今のところ下記の2件だけだと思います。募集がいつ出されるのかわからないので興味がある方は2つとも登録しておくことをお勧めします。

リッチモンド・ファーマコロジー(治験の会社) 場所:ロンドン 治験の会社

UK治験(ボランティアを募集・派遣する会社) 場所:イギリス、アメリカなど

 

 

 

治験登録から治験経費清算まで

治験登録 → 航空券の購入

2021年7月1日 治験登録

リッチモンド・ファーマコロジーUK治験に登録し治験の情報をメールですぐに確認できるようにする。

【困ったこと】

・治験の募集が出るまで旅行の出発日を決めれない。

 

2022/5/7  治験募集開始、募集に応募する

リッチモンド・ファーマコロジーの募集に応募する。

【困ったこと】

・応募後の確認のメールがなかったので、ちゃんと応募できたのか心配になる。

 

2022/5/11 応募ができているのか確認の連絡する

治験に応募してから4日後、何も連絡がなかったのでこちらから確認の連絡をする。

もし連絡していなかったら、連絡もなく参加不可にされていたと思う。応募に対して治験会社からの連絡はないので、こちらから積極的に連絡・確認することをお勧めする。

 

2022/5/12 ロンドンでの事前健康診断予約する

治験の本アンケートに答えたあとは特に健康状態を示す書類などは必要なく、ロンドンでの事前健康診断の予約ができた。

【疑問に思うこと】

・応募時点ではアンケートに自己申告で答えただけで健康状態を示す書類などは提出していない。応募した人はみんなロンドンでの事前健康診断に参加できるのではないかと思う。応募時点での選考があるのかは不明。

 

2022/5/13 ロンドン行きの航空券を購入する

治験会社に航空券の見積もりを送ってから後、航空券を購入する。

直行便を買うように指示される。補助金の額(今回は16万円くらい)は決まっているので、あまりに航空券が高い場合は会社に相談する。

 

日本待機 → 日本出発

2022/5/15 WISEデビットカード申請する

WISEは海外送金を安価に行えるサービスです。海外旅行ではさまざまな通貨の両替がアプリで気軽にできるのでとても重宝します。

海外治験でなぜ必要かというと、WISEを使うとイギリスの簡易的な銀行口座を持つことができるからです。治験の謝礼をもらう際に日本の銀行へ送金してもらうよりも中継銀行などが不要なので確実に届きます。また、100万円程度の外貨ならばそのままWISEに入れて置けるので、外貨をそのまま海外で使えば日本円へ両替する手数料が必要ありません。

リッチモンド・ファーマコロジーからもできればWISEを使ってお金を受け取って欲しいと案内があります。出発前にWISEの使用方法を確認して、アプリ・デビットカードを用意しておくことをお勧めします。

 

2022/5/28 治験開始までの宿泊施設を予約する

ロンドンに到着してから治験が始まるまでの宿泊先を予約する。

僕は安いドミトリーを利用しました。補償金に余裕がある方は値段が高くつきますが、ホテルを利用してもいいと思います。

リッチモンド側からは感染などを防ぐため、なるべく一人部屋を用意するように指示がありました。

 

〈実際に泊まったホテル〉

Smart Russell Square Hostel

9人部屋ドミトリー、一泊朝食付き4000円程度、治験会場までバスで30分、大英博物館や大英図書館が近い。

【困ったこと】

・事前健康診断の結果次第では、治験開始日よりも早くロンドンを出発する可能性があります。なので、ロンドンに到着後から何日間の宿泊先を用意していいのわからない。

※参考までに僕の場合は、ロンドン到着から事前健康診断の結果がわかるまでに8日間かかりました。結果が出てから3日目までの宿泊費は補償してもらえました。

 

2022/6/28 日本を出発する

福岡 → 東京 → ドバイ → ロンドン

 

ロンドン到着 → 事前健康診断の結果

 

2022/6/29 ロンドンに到着する

 

2022/6/30 ロンドン観光をする

セントラルロンドンないには大英博物館、大英美術館、大英図書館、ウエストエンド(ミュージカルの劇場)、バッキンガム宮殿など歩ける範囲で色々と観光名所がある。入館無料の施設が多いのでとても助かる。

 

困ったこと

・治験が始まるまでは健康状態を維持が第一。観光はほどほどにホテルでの安静が一番。「過度の運動禁止」「アルコール禁止」「特定のフルーツ禁止」「日焼けに注意」「睡眠不足に注意」「水をよく飲むこと」

 

2022/7/1 事前健康診断を受ける

体重・身長の測定、血液検査、心電図、問診などが行われる。

日本人のスタッフの方が基本的に案内をしてくれます。他のスタッフの方に英語で説明されることもあるので、理解が難しい場合はすぐに日本語の通訳を頼みましょう。

ホルター心電図を借りて24時間装着。翌日の返却(土日祝日を挟む場合は休み明け)。

 

2022/7/2~3 ロンドン観光

困ったこと

・セントラルロンドン内の観光に飽きてくる。

・ホステル(9人部屋)に一日中引きこもるのは気まずい。

・絶対安静なので、日帰り旅行などで遠出するのも気が引ける。

 

2022/7/4 ホルター心電図の返却する

午前中にホルター心電図を返却。

明日(2022/7/5)に血液の再検査を受けるように指示される。

午後は自由時間。

 

2022/7/5 再検査を受ける

再度採血を受ける

午後は自由時間。

 

2022/7/6 再検査の結果の連絡がくる。

再検査の結果、今回の治験の不参加が決定する。

1週間後の別の治験の選考に参加を希望するか聞かれる。ロンドンでの待機に飽きていたので、次の治験は参加辞退する。

 

治験の不参加決定 → 経費の清算

2022/7/7 旅行の計画を立て始める

治験への不参加が決定したので、やっと今後の旅行のスケジュールが立てれる。

宿泊費の補助が参加不可の結果が出てから3日以内なので、急いで次の行先を決める。

Workawayでモロッコのホストを見つける。

4日後のモロッコ行きの航空券を購入する。

 

困ったこと

・途中で治験への参加不可になると、次の予定を急いで立てないといけない。予定通りに治験に参加できれば、治験参加中に次の旅行の準備ができると思う。

・出発日の迫った航空券を買わざるを得ないので、費用が高くなる。今回の場合、ロンドン→マラケシュの航空券で約4万円(1ヶ月先の航空券は役1万円)

 

2022/7/9 経費の清算の手続き

清算までの方法をメールで送ってくれるので、手引きにしたがって「振込先銀行情報の登録」「領収書の提出」を行う。

僕はWISEで作ったイギリス口座にポンドのまま入金をしてもらいました。

 

申請した内容

 

2022/7/12 治験経費の入金確認

830.22ポンドを申請して、829.87ポンド(約13万)の振り込みでした。申請した交通費と宿泊費は全て清算できていたので誤差はレートの違いだと思います。

 

 

海外治験をしてみての感想

今回は事前健康診断までしか進めませんでしたが、日本→ロンドンの渡航費約9万円を出していただけたので満足しています。

治験の応募条件にさえ当てはまっていれば、ロンドンでの事前健康診断まで行くことは難しくないのかなと思いました。

治験に参加するには数ヶ月間のスケジュールを完全に治験のために開けておかなければなりません。時間や旅行の日程に余裕がある人でヨーロッパへの渡航費節約したい方は治験への参加をお勧めします。特に本治験に参加できる健康状態に自信のある方は、謝礼金ももらえるのでメリットが大きいと思います。

僕の場合は健康状態上、本治験に参加できる可能性が少ないと思います。もし他の海外治験に参加できる機会があっても、スケジュール管理のことや待機時間の長さなどを考慮するともう応募はしないと思います。

もし他に何か聞きたいことがある方はコメントください。わかる範囲で回答をします。

 

治験応募から経費清算までのスケジュール

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