ついに永住権取得の第一歩、マニトバノミニープログラム Expression of Interest (EOI)の応募資格ができました!!
なので、今日はEOIの応募の仕方について投稿しています。
EOIについて
まずは、このEOIが永住権取得までの道のりのどのあたりに位置するのかと言うと、
初めの第一歩って感じです。
次にEOIに登録してた人の中から、LAAを送られる人がどのように抽選されるのか。
EOIでは応募者の語学力、年齢、職歴、学歴、適応力、リスク要因がポイント付けられます。定期的に行われる抽選にで、ポイントの高い人から順に次のステップに進むためのLAAが送られます。
ポイントの配点は以下の通りです。
- 語学力
項目 | ポイント |
語学力 | |
CLB 8 以上 | 25 |
CLB 7 | 22 |
CLB 6 | 20 |
CLB 5 | 17 |
CLB 4 | 12 |
CLB 3 以下 | 0 |
第二公用語 | |
CLB 5 以上 | 25 |
最高点 | 125 |
※語学力はリスニング、リーディング、ライティング、スピーキングの4項目で測定され、各項目ごとにポイントが付きます。
カナダの公用語である英語またはフランス語での応募が可能です。
- 年齢
項目 | ポイント |
年齢 | |
18 | 20 |
19 | 30 |
20 | 40 |
21から45 | 75 |
46 | 40 |
47 | 30 |
48 | 20 |
49 | 10 |
50以上 | 0 |
最高点 | 75 |
- 職歴
項目 | ポイント |
職歴 | |
1年以下 | 0 |
1年 | 40 |
2年 | 50 |
3年 | 60 |
4年以上 | 75 |
マニトバ州に認められた専門職の資格を持っている | 100 |
最高点 | 175 |
※フルタイムかつ6か月以上の就労経験のみ職歴に加えることができる。
フルタイムの条件は週に30時間以上の就労をしていること。
- 学歴
項目 | ポイント |
学歴 | |
修士号または博士号を持っている | 125 |
2年以上のカレッジ・大学プログラム2つ以上を修了 | 115 |
3年以上のカレッジ・大学プログラムを修了 | 110 |
2年以上のカレッジ・大学プログラムを修了 | 100 |
1年以上のカレッジ・大学プログラムを修了 | 70 |
国家資格を持っている | 70 |
高卒資格のみ | 0 |
最高点 | 125 |
- 適応力
項目 | ポイント |
適応力 | |
マニトバ在住の親近血縁者がいる | 200 |
マニトバでの就労経験が6か月以上ある | 100 |
2年以上のマニトバ州内カレッジ・大学プログラム修了 | 100 |
1年以上のマニトバ州内カレッジ・大学プログラム修了 | 50 |
マニトバに親しい友人がいる | 50 |
マニトバでの権利 | |
マニトバでの就労経験が6か月以上あり、さらにその職場から長期のジョブオファーをもらっている | 500 |
マニトバ州からの招待状をもらっている | 500 |
地域の発展 | |
マニトバ州内かつウィニペグ以外への移民希望 | 50 |
最高点 | 500 |
- リスク要因
項目 | ポイント |
リスク要因 | |
マニトバ州以外の州在住近親血縁者&マニトバ州在住近親血縁者無し | 0 |
マニトバ州以外の就労経験 | -100 |
マニトバ州以外の就学経験 | -100 |
マニトバ州以外のPNP申請経験有り | 0 |
最低点 | -200 |
※1番目と4番目の項目は削除されました。
全体は1000点満点で採点されます。そして、どのくらいの点数がボーダーなのか気になりますよね。
マニトバ州のサイトに抽選の結果が載っていたので、まとめてみました。
抽選回数 | 抽選日 | LAA発行数 | 最低得点 |
第32回 | 2017年7月11日 | Manitoba Skilled workers – 458 Overseas Skilled workers -36 | Manitoba Skilled workers -612 Overseas Skilled workers -712 |
第31回 | 2017年6月16日 | Manitoba Skilled workers – 180 Overseas Skilled workers -24 | Manitoba Skilled workers – 705 Overseas Skilled workers – 689 |
第30回 | 2017年5月30日 | Manitoba Skilled workers – 258 Overseas Skilled workers – 143 | Manitoba Skilled workers – 735 Overseas Skilled workers – 706 |
第29回 | 2017年3月30日 | Manitoba Skilled workers – 201 Overseas Skilled workers – 24 | Manitoba Skilled workers – 657 Overseas Skilled workers – 698 |
第28回 | 2017年3月16日 | Manitoba Skilled workers – 250 Overseas Skilled workers – 63 | Manitoba Skilled workers – 684 Overseas Skilled workers – 703 |
第27回 | 2017年2月27日 | 200 | 719 |
第26回 | 2017年1月27日 | 150 | 734 |
第25回 | 2016年12月30日 | 181 | 702 |
第24回 | 2016年12月21日 | 0 | N/A |
第23回 | 2016年11月29日 | 150 | 713 |
第22回 | 2016年10月28日 | 150 | 654 |
第21回 | 2016年9月29日 | 258 | 435 |
第20回 | 2016年8月24日 | 176 | 592 |
第19回 | 2016年7月29日 | 155 | 593 |
第18回 | 2016年6月29日 | 173 | 593 |
第17回 | 2016年6月8日 | 200 | 665 |
第16回 | 2016年5月16日 | 150 | 722 |
第15回 | 2016年4月6日 | 299 | 467 |
第14回 | 2016年3月9日 | 175 | 657 |
第13回 | 2016年2月10日 | 175 | 673 |
第12回 | 2016年1月13日 | 150 | 692 |
第11回 | 2015年12月17日 | 126 | 694 |
第10回 | 2015年11月27日 | 125 | 698 |
第9回 | 2015年11月3日 | 100 | 449 |
第8回 | 2015年10月13日 | 100 | 506 |
第7回 | 2015年9月25日 | 100 | 545 |
第6回 | 2015年9月9日 | 125 | 550 |
第5回 | 2015年8月13日 | 174 | 575 |
第4回 | 2015年7月17日 | 111 | 670 |
第3回 | 2015年7月25日 | 100 | 673 |
第2回 | 2015年6月5日 | 126 | 675 |
第1回 | 2015年5月20日 | 76 | 700 |
第29回の抽選が2017年3月30日に行われたあと、MPNPのルールの変更があったのでそれ以降の抽選は一時中断しています。
参考までに僕の応募用紙を載せておきます。
※僕のポイントは708なので、ボーダーラインぎりぎりでしょう。2017年5月15日のルール変更でボーダーラインが上がらないことを祈っています。
2017年以降のマニトバ州移民ガイドラインの傾向
今現在、MPNPが発行されている人の98%がSkilled Worker categoriesです。全体のうち58%を外国人労働者が占め、残りの42%をマニトバの学校を卒業した海外留学生が占めています。
2016年12月21日時点でのグラフ
出典: STAY UP TO DATE WITH CANADIAN IMMIGRATION NEWS
2017年以降はマニトバ州で企業を目指す人材により積極的にMPNPの発行を考えている。また従来のSkilled Worker categoriesもよりターゲットを絞った人材の発掘を考えている。
2017年以降の計画のグラフ
出典: STAY UP TO DATE WITH CANADIAN IMMIGRATION NEWS
http://www.cicnews.com/2016/12/manitoba-immigration-strategy-2017-beyond-128762.html
この記事によると全体の人数の増減はどうなるかわかりませんが、僕の申請しているSkilled Worker in Manitoba categoriesは31.3%からTemporary Foreign Workers categoriesの14.2%に下がってしまうので、結果的にMPNPの発行は今後厳しくなって行くと思われます。
しかし、先日MPNPオフィスに確認したところ、2017年5月15日のルール変更で変わったことは、MPNP本申請の際に$500の申請料が必要になっただけとのことでした。今現在はそれ以外の変更は何も行っていないので、特にMPNPの発行が難しくなることはないそうです。
また、一時中断されている抽選も確かな日程はわからないが近日中に行われるとのことでした。
EOI応募の仕方
EOIの応募はすべてこちらで行われます。以下は僕が実際に応募した時の様子です。
- アカウントを作成する
出典:Manitoba My New Home
- 質問に答えていく
※ここで一つだけ注意したいのが “What is your country of residence?” の質問です。上の画面では”Japan”と答えていますが、もしすでにマニトバに滞在している人は”Canada”を選択します。
そうすると、下のようにManitoba Demandの項目が現れます。
出典:Manitoba My New Home
- 承諾の確認
出典:Manitoba My New Home
※このメッセージのいうように後で変更ができなくなるので、EOI-SWとEOI-Bどちらに応募するのかだけ再確認して次に進みましょう。
- 応募の流れ
出典:Manitoba My New Home
- 個人情報
出典:Manitoba My New Home
※名前と誕生日は後で変更ができなくなるので正確に入力しましょう。
- 詳細な情報
出典:Manitoba My New Home
- 書類の添付
出典:Manitoba My New Home
※この項目はLAAが届いたあと添付できるようになります。
- 確認画面
出典:Manitoba My New Home
- 確認画面
出典:Manitoba My New Home
※”Preview EOI-SW”で自分のポイントを確認することができます。
- プロセス
出典:Manitoba My New Home
- 確認のメール
出典:Manitoba My New Home
※EOIの抽選は、応募者の中からポイントの高い順に選ばれます。選ばれなかった人は次の抽選に持ち越しされ、最大1年間はデータが保管されます。
データの更新は可能なので、語学力や職歴の項目でのポイントの向上に努めてください。
LAAが届いた人は60日以内に申請を完了させなければならないので、事前に応募書類の準備をしてください。
以上でEOIの説明を終わります。
僕は今の職場で働き始めて6か月経つのを待ってEOI-SWに応募しました。軽率なことはいえませんが、今のところ必要になった情報は語学力のスコアだけなので、もっと早く応募だけ済ませておけば良かったなと思っています。
LAAを受け取ってから60日間の申請期間があるので、すでにすべての書類がそろっている方は、仕事を始めてから4か月の時点で応募だけ済ませておけばLAAを待つ時間が短縮できると思います。
今現在、僕もドキドキしながら応募結果を待っています。どのような結果になるかわかりませんが、できることはやって、もっと永住権取得に関する情報を提供できたらと思っています。
この投稿が皆さんの役に立つと幸いです。
ご協力のお願い
今まで実際にウィニペグでお会いしたり、このブログを通じて多くの方々にMPNPの申請を手伝ってもらいました。そうやって皆で集めた情報をこのブログに書くことで、今から永住権を取得しようとしている人たちの道しるべを作って行きたかったです。
しかし、僕のカナダでの生活は2017年の9月で終了させていただきます。なので、これからこのブログで永住権に関しての情報を投稿することはほとんどなくなると思います。
その代わりと言っては何ですが、このブログにMPNPについての情報を共有できる場所があるといいなと言うコメントをいただいていたので、Facebookに「マニトバ ノミニープログラム(MPNP)の掲示板」というグループを勝手に作らせていただきました。
すでに永住権を取得された方がいらっしゃいましたら、永住権を申請中の方、永住権の申請を考えている方を是非手助けしてほしいと思っています。
僕も喜んで手助けさせてもらいますので、MPNPでの永住権の申請について疑問のに思ったことをどんどん投稿してください。
あなたが疑問に思っていることは、きっと他の人も疑問に思っているはずです。
皆で疑問を共有しましょう!!
引用
- Manitoba My New Home:http://www.immigratemanitoba.com/
- STAY UP TO DATE WITH CANADIAN IMMIGRATION NEWS:http://www.cicnews.com/
“マニトバノミニープログラム Expression of Interest (EOI) 応募の仕方” への2件のフィードバック
こんにちは、いつもブログ拝見しています。
私は1週間後にウィニペグへワーホリ予定の者です。
土地勘がないのですが、住むのにオススメのエリアはありますか?
バス停が多いのは大学の近くなどでしょうか?
お忙しいところすみませんが、よろしくお願いします。
こんにちは、コメントありがとうございます。一週間後にウィニペグに来られるんですね、お待ちしてます^^
バスは基本的にダウンタウン経由で東西南北にわかれるので、一番交通の便がいいのはダウンタウン付近だと思います。ちなみに僕は家賃が安かったのでNorthendという地域に住んでいますが、ダウンタウンより北側の治安はよくないです。毎日パトカーを見ますし、道には怪しげな人たちがたむろしています。僕の友人が住んでいるOsborne Stのあたりは治安がよさそうです。もし仕事をされるのでしたらOsborneには飲食店がかなりあるので仕事を見つけ安いと思います。後は空港のあたりが比較てき栄えていて、近くにPolo Parkというウィニペグ一番のショッピングモールがあります。
お役に立てましたかね?他にも何かあったら気軽に質問してください。生活が落ち着くまでは大変だと思いますが頑張ってくださいね^^